ホクト59

2017 / 09
08≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ≫10

ニマニマしてるよ。

2017/03/21(Tue) 15:28
その方は、はじめて出会った日も、満面の笑みでした。

まるで懐かしい旧友に再会したかのように、胸元で手を振ってくれたのが初対面の日。

それから、もう5,6年でしょうか。

いつも笑顔のビール大好きな夜な夜な女子のその方がご結婚され、Mさんになりました。


お会いした旦那様は、とーってもとーってもとーっても優しそうでした。



二枚をひとつに。

IMG_6781.jpg




IMG_6784.jpg



偶然ですが、前回に続き、今回も「二人でひとつ」。


今回は、ブックマッチの天板です。


_MG_6083.jpg


近年の仕入れでは丸太購入は減りましたが、開業当初は、丸太で購入し製材をしていました。

ちょうどお客様と出会った頃に購入したクルミの丸太。

その材木がお客様の運命を知るかのごとく、ちょうどいい具合に乾燥していました。



丸太で仕入れるからこそできる、ブックマッチのテーブル。
まさに、お二人だけのオンリーワン。
しかも、いつもあるわけではない、まさにナイスタイミング。

納品帰りに、「二人でテーブル見ながらニマニマしてるよー」と
嬉しいメッセージをいただきました。


いくつか準備しておいた材木の中で、やはりお選びいただいたのは、本命のブックマッチのクルミでした。


知り合ってからの年数が長いこともあり、製作までの段取り、時間をかける意味などもご理解いただいていたので、
木を選ぶところから慌てることなく進めることができました。


_MG_0413.jpg




ご相談からお届けまで正味2年といったところでしょうか。

軽く相談をしていただいのが、正式な注文の8ヶ月くらい前でした。

実際にご相談に出かけていただき、ヒアリングをしました。
その場では決断が難しそうでしたので、少し時間を置くことにしました。

新居の施工も始まり、製作するのは、定番の形ではなく、木の個性を活かす形(板のまま耳付き)と成りました。

それから、再び工房へお越しいただき、実際に木を選んでいただきご注文が確定。

新居の方は着々と施工が進みます。

施工が進んでくると、当初予定になかったものが付属されたり、(したり、)
部屋の様子が施工前の想定とは変わってくることがあります。


通常は新居の引き渡しに合わせて納品になるので、寸法などの変更は難しいのですが、
今回は、先に新居の引き渡しがされていたので、
まだ板の耳を切る前のギリギリのタイミングに
「リビングキッチンの様子の写真を送ってください。」と連絡をしてみました。

写真とともに、杉のTVボードの造作がされ、ソファとソファテーブルを置く。とのことでした。


HOKUTO59会議室では、上記の件を踏まえ、慎重に慎重に話し合いながら、
耳をカットする提案をすることを決めました。





今回大切にしたのは、そのことをどのように伝えるか?という部分。

それは、私たち自身が今回の引越しを機に、工務店さんや業者さんとやり取りして
肌に感じたことが大きく影響していました。(結局自分たちはほぼセルフにしたわけですが)。

頼む側と頼まれる側。

どっちも神経を使いますよね。


こうした方がいい。という真っ正面から作る側の意見を言われても、
頼む側はそこまで景色が想像できないことがあったり。。。



幸い今回は、お客様から、「実はそう思っていたんだ!」と返答を頂戴することができ安堵しました。
がしかし、このようなやり取りができることは、とても稀だと感じています。

お客様がホクトさんを信頼してくださっていること、
HOKUTO59がそのお客様の感覚や物の捉え方を知っていたからこそできるやり取りなのだと思うのです。


もちろん、お客様へ私たちが話を振らなければ、「実はそう思っていた」部分は、
表に出ることはなかったわけです。
がしかし、話をふっても「いいや、耳ありがいい!」と言われる可能性が高いという予測がされていたならば、
自分たちはあえて提案しなかったと思います。

つまりそれは、空間としてどうみえるか(つまり暮らしやすいか)ということよりも、
お客様が満足することを優先したいと想うからです。

もちろん、暮らしやすさ、快適さを伝えることは必要だと考えてます。
でもそれをどのタイミングで伝えるかがまた重要だと思います。

そして、それ以上に重要なのは、ご相談から手元に届くまでのお客様の気持ち。


兎にも角にも、正解はいつもお客様の中にあります。


過去には、やっぱり言っておけば良かったかも。なんて、思うこともなかったわけではないけれど、
その時の私たちは、今以上に未熟でした。
裏ずけできる方便もない、実績となる経験値すらなく、なにより勉強不足。
到底、年齢も若い自分たちに、説得できることは難しいと思いました。

そう、説得。
説得しようとしなければならない。と思ってしまった時点で、言うべきではないと。


あくまで、お客様の気持ちを尊重した上で、ご提案させてください。
と、そんな風に伝える知識も、経験も、勉強も足りていませんでした。

家具は造るだけでは売れません。
(家具に限らずですが。)

この数年に出会った方々、そして今回の引越し云々でリフォームを考えたことで、
自分たちの視野がググッと広がったように感じています。


頼んで良かったと10年後、20年後も言っていただきたいとどうしても欲張ってしまうけれど、
大切なのは、お客様のお気持ち。いつもそんなことを思いながら、得意とは言えないけれど
お話しするようにしています。


今回はいい方に向いて良かったです。



もちろん、こう、パターンからサクサクと選ぶような対応をもしております◎
面倒なやり取りは御免被る!そんな方にも、選んでいただけるよう努めておりますのでご安心ください。


さて、今回の製作で、ダイニングテーブルの2つ目の脚のパターンがようやく出来上がりました。
シルエットと価格でお選びいただけるように準備を進めたいと思います。

_MG_6072.jpg



納品したテーブルの詳細については、HPの方に掲載いたしました。▶︎⭐︎
(なお、HP掲載の参考価格は、通常の5-7枚剥ぎの天板の場合に置き換えた価格となります。)

今回の天板はブックマッチの板を使用しましたので、同じものをご用意することは叶いません。
こればかりは、縁。まさに、タイミングが成した出会いです。ご了承くださいませ。

_MG_6078.jpg



小物の製作をしているからこそ、小さな出会いの中でお客様と交わりを持つことができました。
その交わった点を、お客様がつないで線にしてくれました。


私たちは選んでいただいた機会にその都度、感謝することしかできません。
でも、その機会が重なってこうして節目に選んでいただけると、遠回りのようだけれど
ただ家具を造るだけでないやり方をしてきてよかったなぁと、どうしても思わずにはいられないのです。


このハイテク文明社会において、なかなか実るには難しい種をひたすらに大切にするのも、
悪くないなーと思ってしまうのでした。



M様ありがとうございました!末長く御幸せに〜。




//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

ホクト59HP ▶︎ hokuto59.com
#ダイニングセット #椅子 #北欧家具 #群馬 #テーブル #無垢 #オーダー家具 #木製

/////お知らせ/////

出展スケジュール 
3/26 ヒトヤスミの日▶︎まゆパン工房blog
4/8-9 静岡art&craft▶︎art&craft Instagram
4/15-16 群馬の森クラフトフェア▶︎群馬の森クラフトフェアHP
5/14 動楽市▶︎動楽市facebook






スポンサーサイト
オーダー品 コメント:- トラックバック:0
トラックバック:
トラックバック URL
→http://840427.blog22.fc2.com/tb.php/947-758481a9
Next Home  Prev

検索

カテゴリ

リンク

問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

スケジュール

      

Author: